久方ぶりに漫画レビュー(という名の自宅漫画事情)
■真月譚月姫
待望の第十巻にして最終巻。連載が始まってから、およそ7年半の末に完結した良作。いやー、終わってほしくなかったけれども、終わってしまったものは仕方が無い。
自分が、この漫画版月姫の何が一番気に入ったかと言えば、それはズバリ話の構成要素が素晴らしいの一点ですね。基本はゲームのアルクェイド・ルートに沿った話でありながら、随所に張り巡らされる佐々木先生のオリジナル要素。それが、原作の雰囲気を壊さず、見事にミックスされているのが非常にポイント高かったです。月姫はノベルゲーとして、非常によく出来ていると評価しているので(というか、奈須先生の文体が好き)、それを崩さずに既存のファンを納得させる様な話を作るのは見事。
このまま花月やらメルブラやらに突入する線は無いものかと思いますが、どうなんだろう。先生のやる気とか編集さん次第かな?
まぁ、それはそれとしても、佐々木少年先生の次回作にも非常に期待が高まってしまいます。まぁ、ともあれ7年越えという長期連載お疲れ様でした。本当に、次回作にも期待してるんだから!
■黒執事
誰だったかに紹介されて、まぁ、執事漫画も悪くないかもーっと思い手にとってから早2年(?)。最初こそ、面白い漫画だなーっと思っていたんですが、最近の話には微妙について行けんとです。単純に飽きてきてしまっただけかも知れんが。まぁ、未だにダラダラと買い続けている時点で、負け組なんですけれども。持ってるものを全部投げてくるか、このまま買い続けるかは微妙なライン。うーん、何がそんなに気に入らなくなったんだ・・・?わからん。
■ヴィンランド・サガ
漢の中の漢漫画。かわいい女の子なんか要らないよ!女の子要素0を地で行くヴァイキング漫画。今のご時世において、「萌」というものから全力で離れた位置で頑張る漫画ってのも、ある意味スゲーよなと思わなくもない。そして、話が非常に面白いんだな。個人的に大好きだった悪役・敵役のキャラクターであるアシェラッドさん死んじゃったー・・・うっうっう。でも、またまたキナ臭い感じを漂わせる「蛇」だなんていうダンナも出てきたので、目が離せません。
で、この漫画の数少ない萌要素であったはずのクヌート殿下。最初は男の娘キターと思っていたりした時期が自分にもあったのですが、気付いたら凄い男前になってて吃驚。個人的には全登場人物中2番目に好きなトルケルさんも最近は出番が無い様で、彼がまた一波乱起こしてくれたりはせんものかとコソコソっと期待していたりします。
この漫画も非常に良い味を出しているキャラクターが次々と死んで行くのが、なんというか非常にシビアな漫画だなと思っています。
■嘘喰い
バトル要素と偶に出る蘊蓄(みたいなもの)が好きな漫画。人間心理の描写が凄まじいのも素敵な漫画です。単純なギャンブル漫画かと思えば、バトルシーンが素敵な漫画に変貌したりと要所要所で楽しませてくれる良作。惜しむらくは、話が超展開過ぎて、少し読み飛ばすと、もう何の話だったか解らなくなる辺りが極端すぎて評価が上がり切らないのかもと思わないでも無い。
個人的には、弥鱈悠助八號立会人と箕輪勢一@故人がお気に入り。箕輪さんは賭朗勝負中の悪質なルール違反により粛清されてしまいましたが、弥鱈立会人の次回登場があるのだろうかというのが無駄に気になるところ。そういえば、賭朗外務卿の泉江さんって迫先生の描き方の影響か、凄い事になってる事が多い不憫な人に見えて仕方が無いのは私だけの気のせいでしょうか。凄い、美人さんという立ち位置に於かれているんだろうなーっとは思うんですが、何故か萌えない。何故だ。やっぱり角度の問題なのかー!!!11
あ、執事喫茶「百鬼夜行」には実在したら一度は行ってみたいと思ったのは内緒です。夜行さんも凄く好きです。なんか、めっちゃ死亡フラグが乱立している気がしないでも無いですが・・・。
■トリコ
始まりの冒頭が「ハンターxハンター」にそっくりだよね。とは弟様の弁。言われてみるまで気付かなかったというか、忘れていたというか、何気に細かく見ているんだな弟よと思わないでも無かったけど、まぁ、それはそれとして、島袋先生の作品は「リーダー伝たけし」と「トリコ」しか読んだことの無い自分ですが、トリコの方が好きです。話して気にもストーリー的にも。何故なら、俺がたけし連載中に嫌いだった部分が、かなり改善されているから!
なんていうかね、島袋先生の描くアドベンチャーやらバトルシーンやらは嫌いじゃないんだけど、ときどき挟まれるギャグパートが個人的には好きではなかった為、トリコには、そういうシーンが少ないのと、出てくる食材やらキャラクターやらが非常に魅力的なのがポイント高いと思うのですね。たけしもバトルシーン連載中は、ちょこちょこ読んでいたし、島袋先生の本質はギャグよりも冒険もの・バトルものなのではないかと、個人的には評価しています。
ちなみに、これまで登場した食材の中で一番興味を引いたのはフグクジラですね。登場人物では鉄平とかスタージュンが良いです。あと初代メルク。週刊の方では最期の四天王が登場したので、再来週の号からの新編が楽しみです。で、思ったんですけど、捕まってたゼブラ(四天王)もグルメ細胞って持ってる設定だったと思うんだけど、彼って一体どうやって栄養補給していたんだろうか・・・。四天王だけあって、第一級危険生物認定されてても食事の待遇だけはVIPクラスだったということなんだろうか・・・。なんか、その辺に設定の矛盾が出てこなければ良いけどな。どうなんだろ。
■バクマン
なんか作画の乱れが激しいということで先週あたりに2chで「ざわ・・・ ざわ・・・ 」タイムが始まっていたバクマン。ちょっとアレ?って展開が続いてはいるものの、全体的な話としては嫌いじゃないです。ご都合主義じゃない部分とかにリアリティがあって特に。個人的には、蒼樹嬢と秋人、そして香耶のドロドロした三角関係(または、秋人・香耶・岩瀬でも可)を、もっと見ていたかったという部分が過去にあったりなかったりしましたが、なんだかアッサリと話がまとまってしまったのが個人的には勿体ない様な、でも本編とは関係ないし、そんなもんかと思わなくもないですが、うーん。。。
キャラとしては中井さんのダメダメっぷりが個人的にツボでした。再登板のフラグが立ってるし、早く帰ってこないかなぁ・・・とか。週刊の方では意外な展開になり吃驚しましたが、この先どうなんだ!?個人的には福田と番になる流れだと思ってたんですが、見事なスルーっぷりに天晴れでした。ある意味で先が気になる展開という事で。それともあれか、これは、うすた先生リスペクトによる展開を漫画の中で絡ませた結果だったのか!?!?(深読みし過ぎ)
■國崎出雲の事情
歌舞伎の女形を題材にした漫画。話自体は中身の薄い漫画だなと思わないでもないですが、何故かハマってます。何故だ。最近はキャラが増えすぎてきたので、影の薄さが気になる栂敷先輩に、もっと光を当ててあげてと思わないでも無い。まぁ、日常シーンではボケ役として十二分に日が当っていると言えなくもないが。とりあえず、今度の祭りではイロイロ探すんだ・・・ イロイロね(ダメすぎるw)
とりあえず買い続けている連載漫画は、以上。かなぁ。
HUNTERについては、もはや連載とは呼べないので割愛。気長に待ち続けます(苦笑)
ちなみにワンピースやらサイレン、ぬらりひょんの孫と言ったJCを買ってない物もありますが、こちらは単に発刊巻数の問題。サイレンとか孫とかならギリギリ手が届く巻数なんですが、ワンピースの50巻越えは、ちょっとおいそれと手を出すには重すぎるので。。。
そいや、サイレンって連載終了したんだっけ? 思いっきり、新編に続くみたいな流れで終わっていたような感じがしてたんだけど、まさかの打ち切りだったのでしょうか・・・?確かに夜科が強キャラになり過ぎた感はあったんですが、影の薄いヒロインこと雨宮が、このままでは哀れ過ぎると思わないでも無い。個人的には未来フーが好きです。ツンデレ万歳。ちなみに、Jokerとしては「みえるひと」も嫌いでは無かったです。
そんな感じ
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■真月譚月姫
待望の第十巻にして最終巻。連載が始まってから、およそ7年半の末に完結した良作。いやー、終わってほしくなかったけれども、終わってしまったものは仕方が無い。
自分が、この漫画版月姫の何が一番気に入ったかと言えば、それはズバリ話の構成要素が素晴らしいの一点ですね。基本はゲームのアルクェイド・ルートに沿った話でありながら、随所に張り巡らされる佐々木先生のオリジナル要素。それが、原作の雰囲気を壊さず、見事にミックスされているのが非常にポイント高かったです。月姫はノベルゲーとして、非常によく出来ていると評価しているので(というか、奈須先生の文体が好き)、それを崩さずに既存のファンを納得させる様な話を作るのは見事。
このまま花月やらメルブラやらに突入する線は無いものかと思いますが、どうなんだろう。先生のやる気とか編集さん次第かな?
まぁ、それはそれとしても、佐々木少年先生の次回作にも非常に期待が高まってしまいます。まぁ、ともあれ7年越えという長期連載お疲れ様でした。本当に、次回作にも期待してるんだから!
■黒執事
誰だったかに紹介されて、まぁ、執事漫画も悪くないかもーっと思い手にとってから早2年(?)。最初こそ、面白い漫画だなーっと思っていたんですが、最近の話には微妙について行けんとです。単純に飽きてきてしまっただけかも知れんが。まぁ、未だにダラダラと買い続けている時点で、負け組なんですけれども。持ってるものを全部投げてくるか、このまま買い続けるかは微妙なライン。うーん、何がそんなに気に入らなくなったんだ・・・?わからん。
■ヴィンランド・サガ
漢の中の漢漫画。かわいい女の子なんか要らないよ!女の子要素0を地で行くヴァイキング漫画。今のご時世において、「萌」というものから全力で離れた位置で頑張る漫画ってのも、ある意味スゲーよなと思わなくもない。そして、話が非常に面白いんだな。個人的に大好きだった悪役・敵役のキャラクターであるアシェラッドさん死んじゃったー・・・うっうっう。でも、またまたキナ臭い感じを漂わせる「蛇」だなんていうダンナも出てきたので、目が離せません。
で、この漫画の数少ない萌要素であったはずのクヌート殿下。最初は男の娘キターと思っていたりした時期が自分にもあったのですが、気付いたら凄い男前になってて吃驚。個人的には全登場人物中2番目に好きなトルケルさんも最近は出番が無い様で、彼がまた一波乱起こしてくれたりはせんものかとコソコソっと期待していたりします。
この漫画も非常に良い味を出しているキャラクターが次々と死んで行くのが、なんというか非常にシビアな漫画だなと思っています。
■嘘喰い
バトル要素と偶に出る蘊蓄(みたいなもの)が好きな漫画。人間心理の描写が凄まじいのも素敵な漫画です。単純なギャンブル漫画かと思えば、バトルシーンが素敵な漫画に変貌したりと要所要所で楽しませてくれる良作。惜しむらくは、話が超展開過ぎて、少し読み飛ばすと、もう何の話だったか解らなくなる辺りが極端すぎて評価が上がり切らないのかもと思わないでも無い。
個人的には、弥鱈悠助八號立会人と箕輪勢一@故人がお気に入り。箕輪さんは賭朗勝負中の悪質なルール違反により粛清されてしまいましたが、弥鱈立会人の次回登場があるのだろうかというのが無駄に気になるところ。そういえば、賭朗外務卿の泉江さんって迫先生の描き方の影響か、凄い事になってる事が多い不憫な人に見えて仕方が無いのは私だけの気のせいでしょうか。凄い、美人さんという立ち位置に於かれているんだろうなーっとは思うんですが、何故か萌えない。何故だ。やっぱり角度の問題なのかー!!!11
あ、執事喫茶「百鬼夜行」には実在したら一度は行ってみたいと思ったのは内緒です。夜行さんも凄く好きです。なんか、めっちゃ死亡フラグが乱立している気がしないでも無いですが・・・。
■トリコ
始まりの冒頭が「ハンターxハンター」にそっくりだよね。とは弟様の弁。言われてみるまで気付かなかったというか、忘れていたというか、何気に細かく見ているんだな弟よと思わないでも無かったけど、まぁ、それはそれとして、島袋先生の作品は「リーダー伝たけし」と「トリコ」しか読んだことの無い自分ですが、トリコの方が好きです。話して気にもストーリー的にも。何故なら、俺がたけし連載中に嫌いだった部分が、かなり改善されているから!
なんていうかね、島袋先生の描くアドベンチャーやらバトルシーンやらは嫌いじゃないんだけど、ときどき挟まれるギャグパートが個人的には好きではなかった為、トリコには、そういうシーンが少ないのと、出てくる食材やらキャラクターやらが非常に魅力的なのがポイント高いと思うのですね。たけしもバトルシーン連載中は、ちょこちょこ読んでいたし、島袋先生の本質はギャグよりも冒険もの・バトルものなのではないかと、個人的には評価しています。
ちなみに、これまで登場した食材の中で一番興味を引いたのはフグクジラですね。登場人物では鉄平とかスタージュンが良いです。あと初代メルク。週刊の方では最期の四天王が登場したので、再来週の号からの新編が楽しみです。で、思ったんですけど、捕まってたゼブラ(四天王)もグルメ細胞って持ってる設定だったと思うんだけど、彼って一体どうやって栄養補給していたんだろうか・・・。四天王だけあって、第一級危険生物認定されてても食事の待遇だけはVIPクラスだったということなんだろうか・・・。なんか、その辺に設定の矛盾が出てこなければ良いけどな。どうなんだろ。
■バクマン
なんか作画の乱れが激しいということで先週あたりに2chで「ざわ・・・ ざわ・・・ 」タイムが始まっていたバクマン。ちょっとアレ?って展開が続いてはいるものの、全体的な話としては嫌いじゃないです。ご都合主義じゃない部分とかにリアリティがあって特に。個人的には、蒼樹嬢と秋人、そして香耶のドロドロした三角関係(または、秋人・香耶・岩瀬でも可)を、もっと見ていたかったという部分が過去にあったりなかったりしましたが、なんだかアッサリと話がまとまってしまったのが個人的には勿体ない様な、でも本編とは関係ないし、そんなもんかと思わなくもないですが、うーん。。。
キャラとしては中井さんのダメダメっぷりが個人的にツボでした。再登板のフラグが立ってるし、早く帰ってこないかなぁ・・・とか。週刊の方では意外な展開になり吃驚しましたが、この先どうなんだ!?個人的には福田と番になる流れだと思ってたんですが、見事なスルーっぷりに天晴れでした。ある意味で先が気になる展開という事で。それともあれか、これは、うすた先生リスペクトによる展開を漫画の中で絡ませた結果だったのか!?!?(深読みし過ぎ)
■國崎出雲の事情
歌舞伎の女形を題材にした漫画。話自体は中身の薄い漫画だなと思わないでもないですが、何故かハマってます。何故だ。最近はキャラが増えすぎてきたので、影の薄さが気になる栂敷先輩に、もっと光を当ててあげてと思わないでも無い。まぁ、日常シーンではボケ役として十二分に日が当っていると言えなくもないが。とりあえず、今度の祭りではイロイロ探すんだ・・・ イロイロね(ダメすぎるw)
とりあえず買い続けている連載漫画は、以上。かなぁ。
HUNTERについては、もはや連載とは呼べないので割愛。気長に待ち続けます(苦笑)
ちなみにワンピースやらサイレン、ぬらりひょんの孫と言ったJCを買ってない物もありますが、こちらは単に発刊巻数の問題。サイレンとか孫とかならギリギリ手が届く巻数なんですが、ワンピースの50巻越えは、ちょっとおいそれと手を出すには重すぎるので。。。
そいや、サイレンって連載終了したんだっけ? 思いっきり、新編に続くみたいな流れで終わっていたような感じがしてたんだけど、まさかの打ち切りだったのでしょうか・・・?確かに夜科が強キャラになり過ぎた感はあったんですが、影の薄いヒロインこと雨宮が、このままでは哀れ過ぎると思わないでも無い。個人的には未来フーが好きです。ツンデレ万歳。ちなみに、Jokerとしては「みえるひと」も嫌いでは無かったです。
そんな感じ
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