2月3日: Weaver of Lies(LGN)
2009年2月4日 時事ニュース本題に入る前に、さらに気になったニュースがあったので、こちらを先に掲載。
もしかして『また』ですか?
まぁ、『また』と言わずに何時もの事と思って笑いながら読み飛ばせば良いのですか?
あー、でも、これは何も知らんヤツが見たらイイ具合に騙されてくれそうだなぁ...。
なぜ捏造かと感じたかって、そりゃあ最後の「就職は白紙に戻った。…(略)」の下りからだろう。
言及するなら本文下から2段目くらいの「麻生首相は経済対策はスピードが大事…」と始まる部分ですかね。
こんなの素人でも少し自分で調べようと思ったら麻生自民の責任じゃないって事くらい分かるだろうに。
結論から言えば、この女子大生は記者の脳内で生まれた架空の人物だろうって事。
何故、そう思うのかと言えば、以下の事が挙げられる。
この女子大生は自民党が立てる2次補正予算案(75兆円)の使い道を見ているのだろうか?
ちょっと前に連日のように報道されていた某党議員らの発言は目にしているのだろうか?
否、この女子大生が現実に在るとするならば、彼女は自らは何もせずただただ自分の不幸を喚き散らすだけの木偶なのだろう。
そりゃあ、突然の内定取り消しは大変な不幸だったと言わざる得ない。それには同情もしよう。
だが "政治が生活に実感している" と感じたならば、何故そこで自分で調べようとしない? 何故、叫びの内容に繋がるのか、そのプロセスが全く理解できない。
政治が生活に直面しているのがわかっているなら、麻生首相および自民党の責任で無いのは明らかなのだが...。
確かに麻生さんの立てる経済対策はスピードとなっている。だが、これに昨年から何度も待ったを掛け、無駄に時間と金だけを掛けた政党は何処だったのかをしっかりと見直してもらいたい。
また15日頃に自民党の経済対策、予算の使い方が告知されていたかどうかは既に忘れましたが、少なくとも "叫んだ" 27日よりも前には既に出ていたはずである。
つまり調べようと思えば、幾らでも調べられる機会はあったわけだ。
日本のくだらないドラマを必死で見ている人間は本当に政治に疎い。経済に疎い。さらに大きく括れば、自分の身の回りの事にしか興味を持たない。
完全なテレビ脳である。真実に興味がなく、調べることさえせず、自分が害を被った時だけ周りに乗せられて槍玉に挙がっている何かを叩くのだ。
ここで今回のニュースとも結びつくのだが、今、自分が入っている職場で働く人の何人かも "テレビ脳" なのかどうかは別として基本的には皆同じである。
曰く
「僕は、こういうことに全く興味がないので。」「既にどうでもいいと思っているので。」
なのにホットな話題である "定額給付金" の事となると大層な批判を聞かせてくれる。理由も滅茶苦茶である。
正直、耳が腐る。
この記事に対して記事を書いている人の中でも多く見受けられたのだが『定額給付金』という政策の本質を見抜けていない方が非常に多いと思う。
自分も全く同じであったので、"ははは少し前は自分も同じだったのか" と苦笑いさえこみ上げてしまったのだけど。
そもそも『定額給付金』が経済に役に立たない要素など(あくまでも机上での話ではあるが)基本的には皆無とされている。
それは何故か?
貰った人はアンケートで大多数を占める "預金" に回すからだろうか? 違いますね。
"預金"というのは、一般的に次の事を言う
つまり、アンケートで回答している中高生と同じ結果が給付される全国民に当てはめて考えれるとすれば、給付額予算2兆円の内、その約3割ちょっとは金融機関へ収まることになる。その額、約6000億円以上である。
実際には、給付に関して掛かる費用なども込み込みで2兆円という事なのだろうから、そこまで上手くいくこともないだろうが…
逆に考えれば、それだけの金額が金融機関に預けられるということは、今ある金融機関の中小企業への貸し渋りも減ることへ繋がるだろう。運営が苦しい期間も息を吹き返すには十分な額だ。
ほら、立派な経済対策としての効果が出ている。
逆に給付された側が給付金額を一銭も足りとも金融機関に入れず、箪笥の裏にでもしまうというなら話は別だが…
ちなみに自分が『定額給付金制度』に反対だったのは、当時『定額給付金』というものが、予算に組み込まれているものだと知らなかったのもあるが、政府の説明(報道)の内容がよろしく無かった事も挙げられる。
曰く
「見込まれた税収が当初立てていた金額よりも少なく、"定額給付金"などによる歳出も重なったため追加の国債を発行せざる得なくなった」
と報道されたからだ。(若干うろ覚え)
そりゃあ、反対もするだろう。国債を増やしてまで給付する価値が、本当に政策として意味があるのかと…。
ちなみに何人かの方が『定額給付金』で金をばら撒くくらいなら "定額減税などにして欲しかった" と書いてある。
ここで注目すべき事実がある。
世界の国々を見て、政府が国民に金を配った国と配っていない国との比較である。
(残念ながらソースを直ぐに用意できないので、これまたうろ覚えの走り書きになってしまうのだが…)
まぁ、円が強いのは仕方ない。世界4大通貨(米ドル、英ポンド、欧州ユーロ、日本円)の1つに数えられ、ハードカレンシー(国際的に見て信用を置ける通貨)であり、今まで積み上げてきた過去の実績と、今の時勢において最も安定していると思われている通貨だからだ。
今、円が非常に高値を付けているのは、世界中で浮いてしまった資産が行き場を失い、とりあえずでも安心して投資できるモノが代わりに無いからだとも言われている。
落ちも何もないが、付かれたのでここまで。
明日に続く…?
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もしかして『また』ですか?
まぁ、『また』と言わずに何時もの事と思って笑いながら読み飛ばせば良いのですか?
あー、でも、これは何も知らんヤツが見たらイイ具合に騙されてくれそうだなぁ...。
■「100万円払うので内定辞退を」1月7日、届いた手紙
(http://www.asahi.com/national/update /0202/NGY200902020001_01.html)
100万円を払うので内定を辞退してください――。中日本に住む女子大生(22)のもとに1月7日、こんな手紙が届いた。表題は「希望内定解約の募集について」。就職が内定していた人材紹介会社からの、事実上の内定取り消し通知だった。
A4判の紙には「これまでの経費削減施策のみで継続した場合、09年度半ばまでに経営困難な事態に陥ると推定されます」と書かれていた。
新聞やテレビで報道されていた内定取り消し。まさか自分の身に降りかかってくるとは思っていなかった。「働く意欲満々だったのに」と落ち込んだ。ただ、昨年12月にかかってきた電話で、予兆はあった。
この会社からは昨年4月に内定を受けた。同業のもう1社も内定したが、悩んだ末に選んで就職活動を終えた。5月から9月にかけて、会社から出された課題をこなしてきた。10月の内定式の時点では、ここまでの景気悪化は予想もしなかった。
11月下旬、会社から「厳しいから覚悟して入社してください」と連絡があった。でも、仕事の厳しさなのか、経営の厳しさなのか分からなかった。会社は理由も言わなかったし、こちらから質問もしなかった。
ところが、12月中旬の電話では「他の道も考えておいてください」。ぼんやりと輪郭が見えてきた。年明けの卒業論文の締め切りが迫っていた。
1月14日、会社の人事担当者から経営状況について他の内定者と一緒に1時間ほど説明を受けた。「このまま就職しても会社が倒産する可能性もある」。話を聞いていてそう思った。この会社への就職はやめてもいいかな、と初めて思った。
この春に就職予定の大学生や高校生の内定取り消しが、年が明けても止まらない。厚生労働省の調査では、93年度以降、過去最悪を記録した。ある女子大生も突然、予想外の境遇に見舞われた。
翌15日、4月に内定を断った会社に連絡した。事情を説明し、「選考していただけませんか」と売り込んだ。19日に採用見込みと言われ、23日には履歴書を改めて持ってくるように連絡があった。でも、結局断られた。
就職は白紙に戻った。気分転換で1泊2日の旅に出た。27日の夜、中学時代の友人と東京タワーの展望台に行った。そこで気になる場所が目にとまった。国会議事堂だった。
そして叫んだ。
「麻生、出てこい」
麻生首相は経済対策はスピードが大事だという発言をしていた。今ごろになって身にしみた。「雇用、経済対策を早くしてほしい。何がスピードですか? 遅いですよ。政治が生活に直結していること、実感しましたよ」
9カ月ぶりの就職活動。「新卒・正社員だけが世界じゃない。最大のピンチを最大のチャンスに生かす。逆境こそ楽しめ、ですかね」。精神的に強く、ポジティブになった。無難な人生ではなく、自分らしく楽しい人生が選択できたら、と思う。100万円は2月末に支給される。(二階堂勇)
なぜ捏造かと感じたかって、そりゃあ最後の「就職は白紙に戻った。…(略)」の下りからだろう。
言及するなら本文下から2段目くらいの「麻生首相は経済対策はスピードが大事…」と始まる部分ですかね。
こんなの素人でも少し自分で調べようと思ったら麻生自民の責任じゃないって事くらい分かるだろうに。
結論から言えば、この女子大生は記者の脳内で生まれた架空の人物だろうって事。
何故、そう思うのかと言えば、以下の事が挙げられる。
この女子大生は自民党が立てる2次補正予算案(75兆円)の使い道を見ているのだろうか?
ちょっと前に連日のように報道されていた某党議員らの発言は目にしているのだろうか?
否、この女子大生が現実に在るとするならば、彼女は自らは何もせずただただ自分の不幸を喚き散らすだけの木偶なのだろう。
そりゃあ、突然の内定取り消しは大変な不幸だったと言わざる得ない。それには同情もしよう。
だが "政治が生活に実感している" と感じたならば、何故そこで自分で調べようとしない? 何故、叫びの内容に繋がるのか、そのプロセスが全く理解できない。
政治が生活に直面しているのがわかっているなら、麻生首相および自民党の責任で無いのは明らかなのだが...。
確かに麻生さんの立てる経済対策はスピードとなっている。だが、これに昨年から何度も待ったを掛け、無駄に時間と金だけを掛けた政党は何処だったのかをしっかりと見直してもらいたい。
また15日頃に自民党の経済対策、予算の使い方が告知されていたかどうかは既に忘れましたが、少なくとも "叫んだ" 27日よりも前には既に出ていたはずである。
つまり調べようと思えば、幾らでも調べられる機会はあったわけだ。
日本のくだらないドラマを必死で見ている人間は本当に政治に疎い。経済に疎い。さらに大きく括れば、自分の身の回りの事にしか興味を持たない。
完全なテレビ脳である。真実に興味がなく、調べることさえせず、自分が害を被った時だけ周りに乗せられて槍玉に挙がっている何かを叩くのだ。
ここで今回のニュースとも結びつくのだが、今、自分が入っている職場で働く人の何人かも "テレビ脳" なのかどうかは別として基本的には皆同じである。
曰く
「僕は、こういうことに全く興味がないので。」「既にどうでもいいと思っているので。」
なのにホットな話題である "定額給付金" の事となると大層な批判を聞かせてくれる。理由も滅茶苦茶である。
正直、耳が腐る。
■1人2万円の定額給付金、女子中高生は何に使う?
(http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=739040&media_id=40 Business Media 誠)
支持率が低迷する麻生政権だが、女子中高生はどのように考えているのだろうか?
【拡大画像や他のグラフ】
ピーネストの調査によると、中学生で麻生政権を「支持する」と回答したのは23.0%、高校生で20.6%であることが分かった。「麻生政権の支持率低下が叫ばれているが、女子中高生の間でも麻生政権に対する支持率の低さがうかがえた」(ピーネスト)としている。
また「麻生さん(首相)と小沢さん(民主党代表)、どちらを支持しますか?」との質問には、中学生は「麻生さん」が20.5%、「小沢さん」が19.1%、高校生は「麻生さん」が16.0%、「小沢さん」が18.3%。中学生は「麻生さん」、高校生は「小沢さん」を支持する声がわずかに多かった。ただ中高生ともに「どちらも支持しない」という意見が6割以上を占めるなど、「第3の新たなリーダーを望む声が多いようだ」(同)
携帯電話による調査で、女子中高生2005人が回答した。調査期間は1月23日から1月26日まで。
●消費に対して消極的な姿勢も
景気の後退が深刻化しているが、女子中高生はどのように感じているのだろうか。今後の経済が「不安(やや不安を含む)」と回答したのは、中学生が86.9%、高校生が90.1%。中高生の9割は、経済に対して何らかの不安を抱いているようだ。
総額2兆円規模の定額給付金を盛り込んだ第2次補正予算が成立したが、女子中高生は定額給付金がもらえたら何に使おうと考えているのだろうか。中高生ともに最も多かったのは「預貯金」(中学生29.0%、高校生36.3%)と、消費に対して消極的な姿勢がうかがえた。次いで「好きなモノを買う」(中学生15.0%、高校生9.2%)、「服を買う」(中学生9.7%、高校生8.6%)とトップ3は同じ結果となった。一方、「定額給付金はいらない」と答えた中学生は3.5%、高校生でも4.8%いた。
この記事に対して記事を書いている人の中でも多く見受けられたのだが『定額給付金』という政策の本質を見抜けていない方が非常に多いと思う。
自分も全く同じであったので、"ははは少し前は自分も同じだったのか" と苦笑いさえこみ上げてしまったのだけど。
そもそも『定額給付金』が経済に役に立たない要素など(あくまでも机上での話ではあるが)基本的には皆無とされている。
それは何故か?
貰った人はアンケートで大多数を占める "預金" に回すからだろうか? 違いますね。
"預金"というのは、一般的に次の事を言う
預金(よきん)とは、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などの金融機関に金銭を消費寄託(同種同量のものの返還を約してする寄託、期限の定めがない場合にいつでも返還を請求できる点で消費貸借と異なる)すること、または、寄託された金銭のこと。
出典元: ウィキペディア
つまり、アンケートで回答している中高生と同じ結果が給付される全国民に当てはめて考えれるとすれば、給付額予算2兆円の内、その約3割ちょっとは金融機関へ収まることになる。その額、約6000億円以上である。
実際には、給付に関して掛かる費用なども込み込みで2兆円という事なのだろうから、そこまで上手くいくこともないだろうが…
逆に考えれば、それだけの金額が金融機関に預けられるということは、今ある金融機関の中小企業への貸し渋りも減ることへ繋がるだろう。運営が苦しい期間も息を吹き返すには十分な額だ。
ほら、立派な経済対策としての効果が出ている。
逆に給付された側が給付金額を一銭も足りとも金融機関に入れず、箪笥の裏にでもしまうというなら話は別だが…
ちなみに自分が『定額給付金制度』に反対だったのは、当時『定額給付金』というものが、予算に組み込まれているものだと知らなかったのもあるが、政府の説明(報道)の内容がよろしく無かった事も挙げられる。
曰く
「見込まれた税収が当初立てていた金額よりも少なく、"定額給付金"などによる歳出も重なったため追加の国債を発行せざる得なくなった」
と報道されたからだ。(若干うろ覚え)
そりゃあ、反対もするだろう。国債を増やしてまで給付する価値が、本当に政策として意味があるのかと…。
ちなみに何人かの方が『定額給付金』で金をばら撒くくらいなら "定額減税などにして欲しかった" と書いてある。
ここで注目すべき事実がある。
世界の国々を見て、政府が国民に金を配った国と配っていない国との比較である。
(残念ながらソースを直ぐに用意できないので、これまたうろ覚えの走り書きになってしまうのだが…)
・配った国ここで注目すべき点は、配った国でも際立った成果が上がっているとはお世辞にも言えないが、少なくとも配らずに減税に重きを置いた国の通貨は、為替相場において著しく弱っているということである。(英ポンドは、ついこの間、円に対して史上最安値を付けたばっかりですしね!)
アメリカ
ドイツ
オーストラリア
など
・配らなかった国
イギリス
など
まぁ、円が強いのは仕方ない。世界4大通貨(米ドル、英ポンド、欧州ユーロ、日本円)の1つに数えられ、ハードカレンシー(国際的に見て信用を置ける通貨)であり、今まで積み上げてきた過去の実績と、今の時勢において最も安定していると思われている通貨だからだ。
今、円が非常に高値を付けているのは、世界中で浮いてしまった資産が行き場を失い、とりあえずでも安心して投資できるモノが代わりに無いからだとも言われている。
落ちも何もないが、付かれたのでここまで。
明日に続く…?
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