感動与太話

2004年8月23日
池袋のイグニスで仕事をしている、I垣氏に彼の古きよき時代のスクウェアソフトのオリジナル・サウンドトラックをいくつか借りた。
その中の歌詞カード[?]の最初の部分に書いてあった言葉に感動を覚えた。

以下抜粋

 チャイコフスキーのシンフォニーの譜面はそれを演奏するオーケストラがいなければ紙に書かれた、ただの模様でしかありません。
 同様に弾き手のいないヴァイオリンは木工細工に過ぎませんし、使用されないコンピューターは鉄製の四角い箱です。
 モノは人間がそれを使い、何かを感じ、何かを考えることによって生命が与えられ、その時点で初めてモノとしての完成を見るのだと思います。
 ここにある一枚の銀色の円盤は今はまだ未完成です。
 あなたがこれを聴いて何かしらの感情を胸に抱いたときに、この円盤はアルバムとなって完成します。
 つまりあなたがこのアルバムの製作に携わった最後のスタッフというわけです。
 一緒に完成させてくれてどうもありがとう。
                               植松伸夫


目から鱗でした。
なるほど、モノはそれを使う人がいなければガラクタに過ぎず、それが使われることによって初めてモノとしての完成を見るのかと。
目頭が熱くなるのを感じました。

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